「犬(や猫)が何かを食べてしまった!」はよくあるアクシデントです。

その際は「すぐに」動物病院へ行きましょう!

当院での異物誤飲対応指針↓
1.催吐処置(トランサミンという薬を使います)で、吐けないかチャレンジ!
(先端がとがったもの、大きいものなどはこの方法はむずかしいです)

2.内視鏡(胃カメラ)で除去
(大きさ、形状の問題で、内視鏡ではとれないことも…)

3.開腹手術…動物へのダメージが大きいです

極力2までで対応したいですよね
そのためには胃の中に異物があるうちに来院していただきたいです
従って、異物誤飲があったら、すぐに病院へ連絡しましょう!

胃カメラは本来、消化管の検査をするための機器です
しかし先端から様々な器具を出せるため、私たちは異物除去に利用することが多いです

<器具1:異物除去鉗子>

<器具2:バスケット鉗子(丸っこいものが得意)>

<器具3:回収ネット(虫取り網みたいで面白いです)>

異物の形状に合わせて、以上のような器具を用いて摘出をします。

多くの場合は内視鏡で摘出が可能になり、開腹手術へ至ることはすくなくなりました