根管治療は、破折歯の歯髄を除去して温存する治療です。専門的な知識と技術が必要な高度な治療です。かつては歯が折れた場合、抜歯がメインの治療でした。しかし根管治療では歯を残すことができます。歯が折れてしまった場合はまずはご相談にいらしてください。
根管治療の対象
根管治療は対象がある程度決まっています。
①概ね7歳未満の若齢犬
②健康な個体
③機能的に重要な歯
根管治療のメリット、デメリット
メリット
①感染や痛みがなく歯を温存できる
②歯の機能が温存される
③審美的に良い
デメリット
①抜歯よりも麻酔時間が長い
②抜歯よりも費用がかかる
③経過観察が必要
※様々な観点から、根管治療と抜歯のどちらが推奨されるか検討します。その子の体や、置かれた状況によっては、根管治療より抜歯を勧めることも少なくありません。
※費用については歯の状態などにより変わります。正確な費用はお電話ではお伝えできませんので、診察にお越しください。麻酔費用や麻酔前検査などを合わせると、最低でも20万円程度はかかります。
当院での治療例①

若齢中型犬、第4前臼歯、破折

アプローチのための孔を開けます

ラバーダムをして衛生的に手術します


ニッケルチタンファイルで歯髄を除去し、根管拡張します


ガッタパーチャとバイオセラミックを充填します

歯冠修復をして、治療終了です

