<膀胱炎の症状>
猫で最も多い病気の1つが、「泌尿器系疾患」です。特に膀胱炎は最も多い病気です。下記のような症状が出た場合は「膀胱炎」が疑われます。すぐに受診してください。
- 頻尿(何度もトイレに行く)
- 有痛性排尿(痛くて鳴きながら排尿する)
- 血尿(桃色の尿)
- 尿がでない(特にオスネコ)
<膀胱炎の原因と治療>
猫の場合、膀胱炎の原因は多岐にわたります。とりわけ特発性膀胱炎は「明らかな原因がないのに起こる膀胱炎」で猫の膀胱炎の60%以上を占めます。特発性膀胱炎は様々な治療を組み合わせて治療します。
治療の例
- 食餌療法(特に尿石症が関与している場合)
- サプリメント(猫をリラックスさせる、炎症を抑えるサプリメント)
- 内服薬(抗炎症薬、抗生物質)
- 環境整備(トイレ環境の整備など)
<オス猫の尿路閉塞>
オスは尿道が細く、膀胱炎を起こした場合に「尿路閉塞」を起こすことがあります。尿路閉塞は命に関わりますので、オス猫で排尿の異常が出た場合は、特に早く受診してください。
尿路閉塞をカテーテルにて解除しています |