中年齢以降の猫に多い病気の1つが、「甲状腺機能亢進症」です。甲状腺機能亢進症は、症状が多様で見落とされがちです。従って甲状腺機能亢進症が疑われるときや、健康診断の際には甲状腺ホルモンを測定しています。
当院では甲状腺ホルモンの院内測定が可能で、10分ほどで計測できます。
治療方法
治療方法は一般的にはお薬での治療です。甲状腺ホルモンの産生を抑制する「チアマゾール」というお薬を飲んでもらいます。甲状腺ホルモンを測定しながら、お薬の量を調整します。治療がうまくいくと、体重が増えてふっくらしてきます。また下痢や嘔吐も止まります。
当院ではホルモン測定器を導入しており、10分で結果がでます |
メルカゾール錠(チアマゾール)。甲状腺機能亢進症の治療薬です。 |