猫の診察で最も大切なのは「猫への気遣い」です。猫は、犬に比べてとても神経質です。そこで当院では、病院へ連れてこられたストレスを最小限にするため、様々な工夫をしています。猫に最大限の気遣いをすることで、彼らの診療は非常にスムーズになります。
工夫①キャリーケースのカバー
猫の目線で病院の待合室を見てみましょう。猫にとっては「知らない場所、怖い場所」ではないでしょうか?そこで当院では患者さんに、キャリーケースカバーをお渡し(※)しています。
※新型コロナウイルス対策のため現在はお貸ししておりません
猫ちゃん目線でみた待合室 |
ケージにカバーをかけて待ってもらいます |
工夫② 検査や処置は飼い主さんと一緒に!
当院では可能な限り、猫の検査(採血や超音波検査)や処置(爪切りなど)は「飼い主さんと一緒に」実施しています。飼い主さんが頭をなでてくれるだけで少しストレスが減ります。
猫の採血(飼い主さんに撫でてもらいながら) |
③無理をしすぎない!
猫は小型動物なので、怒っていても、力任せに押さえつければ大抵の処置はできます。しかし、彼らの苦痛はいかがなものでしょうか。無理しすぎると、病院が大嫌いになり、その後の通院が一切できなくなる猫もいます。その場合は、ゆっくり少しずつ検査を進めたり、日を改めて検査に来てもらったりしています。