当院ではマイクロCT(小動物用のCT)を、エキゾチックアニマルの診療に使用しています。CT検査により、これまで原因特定や治療が困難であった病気が、治療可能になりました。普及台数は非常に少ないですが、当院ではエキゾチックアニマルの治療を進歩させるため導入しております。 |
マイクロCT検査の特徴
エキゾチックアニマルに適した高画質CT
マイクロCTは本来「実験動物研究用のCT」として開発されました。その特徴はスライス数(撮影可能な画像枚数)の多さです。
犬猫の獣医療では、人用のCTが普及しています。しかしエキゾチックアニマルのCT検査では、人用のCTではなくマイクロCTの方が適しています。
エキゾチックアニマルの診断へ大きく貢献
エキゾチックアニマルはその体の小ささゆえ、犬猫と比較して検査が難しく、「原因不明な疾患」が多くありました。しかしマイクロCTの導入により、原因の特定が可能となった症例が数多くおります。
負担の少ない検査
マイクロCTの撮影時間は18秒程度です。ウサギやモルモットでは多くの場合、無麻酔で実施可能です。一部の動物では短時間の麻酔や鎮静で実施可能です。勿論痛みなどはなく、負担の少ない検査です。
ウサギの歯の断層画像
ウサギの歯の3D画像
カメの3D画像