江東区(門前仲町駅・木場駅)の「木場きたむら動物病院」は、犬・猫・うさぎ・ハムスターなどを診療します。

ウサギの消化管機能低下症(食事をとらない、うんちがでない)

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ウサギの消化管機能低下症は、ウサギの来院理由第1位です。食事をとらない、うんちがでない、お腹が痛そうという症状が出たら、すぐにご来院ください。

1 ウサギの消化管機能低下症

 草食動物のウサギにとって、消化管は命です。消化管機能低下症に陥ると急激に全身状態が悪化してしまいます。食事をとらない、うんちがでない、お腹が痛そうという症状が多いです。時には命に関わることもあるため、早急な治療が必要です。

 胃が顕著に拡張しており、消化管機能が低下してることが疑われます

 

2 消化管機能低下症の治療法

 治療法は二本の柱からなります。

 第一の柱は「消化管を動かすこと」です。消化管機能が低下すると食欲が低下し、食欲が低下するとさらに消化管機能の低下が起こります。この悪循環を断ち切ることが重要です。腹痛を抑える薬や消化管を動かす薬を投与します。また流動食の補助給餌を実施します。

補助給餌を受けるウサギ

 第二の柱は「原疾患(おおもとの病気)を治療すること」です。ウサギは様々な原因で食欲がなくなり、消化管機能低下症に陥ります。その場合、原疾患への治療が必要です。歯牙疾患、泌尿器系疾患、皮膚疾患などがないか、入念な検査が必要です。

 写真のウサギは歯牙疾患のために食欲不振になっていました。この場合、歯の治療が重要になります

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