子宮蓄膿症は避妊手術を受けていないメス犬で多発する疾患です。子宮に細菌感染がおこり膿がたまります。発情後1-2か月後に最も多く発生し、命に関わる非常に恐ろしい病気です。
<子宮蓄膿症を疑う症状>
- 陰部が膿で小豆色に汚れている(膿が出ないタイプもある)
- 多飲多尿
- 発熱や食欲不振
- 発情後1-2か月での体調不良
<子宮蓄膿症の治療>
子宮蓄膿症の治療は原則として開腹手術です。子宮と卵巣を摘出します。細菌から出た毒素により敗血症や腎不全になることがあり、手術後も油断はできません。通常5日程度入院をして点滴治療を実施します。
膿が貯まり異常に拡張した子宮
|