江東区(門前仲町駅・木場駅)の「木場きたむら動物病院」は、犬・猫・うさぎ・ハムスターなどを診療します。

皮膚疾患(アトピー性皮膚炎)

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犬でもっとも多い皮膚病は「アトピー性皮膚炎」です。当院ではステロイドを極力使用しない治療をします。その子の状態に合わせて、様々な治療法をご提案できるよう努力しています。完治は難しいものの、かゆみを軽減することで、わんちゃんと飼い主さんが楽に生活できるお手伝いをしています。

○アトピー性皮膚炎、治療のコンセプト

当院ではステロイドを極力使用しない治療をご提案します。アトピー性皮膚炎の治療では「いかにステロイド剤の量を減らすか?」が重要です。ステロイド剤はアレルギー性皮膚炎の特効薬ですが、副作用が強いお薬です。そこで、より安全性の高いお薬や、外用薬、スキンケア・薬浴などを組み合わせて治療します。

○アポキル(内服薬)による治療

一番多く使用するお薬は「アポキル」というお薬です。数年前に日本で発売され、急速に普及しているお薬です。アポキルはステロイドと同等の効果を持ちながら、副作用ははるかに少ないという優秀なお薬です。欠点はやや高価なことです。しかし薬の量を次第に減らせますので、多くの飼い主さんにご許容いただける範囲の治療費になります。

 

○サイトポイント(注射薬)による治療

日本では最新の治療です。2019年年末に新発売されたのが「サイトポイント」というお薬です。このお薬の特徴は、「月1回の注射でOK」という点です。アポキルと作用は類似していますが、毎日の投薬が必要ない点が魅力です。お薬を飲むのが苦手な子に向いています。

 

○外用薬による治療

外用薬による治療を行うと、飲み薬の量を減らせます。全身ではなく、「ここが特に痒い!」という子については、痒い場所に軟膏を塗ってあげると効果的です。外用薬のいいところは、「全身に吸収される薬の量は少なく、痒いところには高濃度に届く」という点です。外用薬の使い方にはコツがありますので、診察時に詳しくご説明しています。

 

○食事治療

アトピー性皮膚炎のワンちゃんは、食物アレルギーも併発していることが多いです。食事を変更することで、痒みが減り、お薬の量を減らせることがあります。適切な食事を選択するために、アレルギー検査を実施することがあります。

○スキンケア

最近注目されているのはスキンケアです。具体的にはシャンプーやローションによる治療です。お薬ではないので安全性の高い治療です。ひと手間かかりますが、お薬を減らす効果は十分にあります。その子の状態に合わせてシャンプーなどをご提案します。またスキンケアの方法にも様々なコツがあるので、診察時に丁寧にご指導しています。

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