肝臓がんは症状が現れにくいです。
早期発見のためには、定期的に健康診断に来てもらうことが大切です。
犬の肝臓がんに関するブログ
犬の肝臓がん摘出の実施例
肝臓は血液量が多く、出血しやすい臓器です。
そこで活躍してくれるのが、超音波手術装置である「ソノキュア」という機械です。
この機械は「柔らかいものを超音波で破砕して吸引し、弾力性のあるものは破壊しない」という特徴があります。
肝臓は、肝臓本体(柔らかいもの)に、多くの血管(弾力性あり)が埋め込まれている構造をしています。
ソノキュアは肝臓本体を吸引しますが、血管は残してくれます。
肝臓本体を吸引することで↓
血管を露出してくれます↓
露出した血管を丁寧に処理すれば出血はほとんどありません。
実際の手術写真です↓
肝臓から血管を露出させています。
露出した血管は、血管シーリングシステムで封鎖します
この繰り返しで、無事肝臓がんは摘出されました